・庭野日敬氏のお言葉-生まれ変わらせる

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・庭野日敬氏のお言葉-生まれ変わらせる

いよいよ梅雨入りも近くなってきました。

季節の移ろいを感じる時に、生きている事に感謝が出来ます。

そして、生かされている自分に気付きます。

ちょっとした、こころのおき方ですが「自分で生きている私」と「生かされている私」では、雲泥の差になる事を、悟ることが出来るのか否かが、大きな分岐点になります。

庭野日敬師のお言葉は、不思議と私の心に染みこみます。

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開 祖 さ ま 随 感

生まれ変わらせる

庭野 日敬 著 『開祖随感』1970年(昭和45年) (佼成出版社) より


法華経研究の権威者として知られる久保田正文先生が、ご自分が飛行機に乗って体験されたことを放送で話されていました。

その日、先生が乗られたのは早朝の便で、その機内で乗客の一人の子どもが騒ぎ回り乗客が迷惑していたときに、スチュワーデスのとった処置がまことにスマートで、機転が利いていたというのです。

そのスチュワーデスは子どもに対して「私がこの機内の責任者ですから、坊やは私の言うことを聞いてくださいね」と言って自分の助手にする約束をし、乗客に配ったおしぼりの回収役を与えたのです。

すると、子どもはいきいきと目を輝かせてスチュワーデスのお手伝いを始め、乗客から「よい子だね」とおほめの言葉をいただくようになったという話でした。

まことに巧みな方便ではありませんか。

子どものはち切れんばかりのエネルギーは、時として人に迷惑をかけるものになってしまいますが、それを上手に生かせば、人に喜ばれるものになるのです。

私たちも、その人その人にふさわしいお役を果たしてもらうことで、その人に生き甲斐を持ってもらう方便力をそなえたいものです。

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今回のお話の中には、奥深い様々な意味合いが含まれています。

この内容を、読む方の機根や心根によって受け方は変わって来ると思います。

でも、それはそれとして、

ご自身がこの内容を読んで感じ取った事や、思う事を大切にしながら、

日々の生活の中で、どのように生かして行くことが大切な事だと思います。


お互いさまに、頑張りましょう!


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インターネット講座 拓塾 - 塾 是

・「拓塾」は実践的理論追求の場であり、活動体である。単なる情報提供、教養を身につける場ではなく、自己改革(自分づくり)の場であり、社会改革(社会づくり)を実践的に促進する場である。

インターネット講座 拓塾 -行動指針

一、自修自得:自修自得を基本として切磋琢磨・自己改革をはかる。

一、先駆開拓:進取の気性・開拓精神・意欲を養ない、時代の先駆けとなる。

・仏法は無力か-庭野日敬氏のお言葉 Is Buddhism powerless?‐Words from Nikkei Niwano

・仏法は無力か-庭野日敬氏のお言葉
・Is Buddhism powerless?‐Words from Nikkei Niwano
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庭野日敬氏の教えは、私の人生の大きな心の支えになっています。
Mr. Nikkei Niwano's teachings have been a great support in my life.

長い人生には上り坂もあれば、下り坂もあります。また、まさかと言う坂まであります。そんな人生の折り目や節目の様々な出来事の中で、迷う時や、戸惑う時、たじろぐ時など、庭野日敬の説く教えを紐解きながら歩んで来ました。
In a long life, there are ups and downs.There's even a hill that you wouldn't expect.In the midst of such various events at the folds and milestones of life, when I was lost, confused, and faltering, I have walked through the teachings of Nikkei Niwano.

今日は庭野日敬氏の、こんな言葉が私の胸の響きましたのでお知らせを致します。
Today, I would like to share with you the words of Mr. Nikkei Niwano that resonated with me.

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開 祖 さ ま 随 感
The feeling of being the founder

      
1969年(昭和44年)庭野 日敬 著 『開祖随感』 (佼成出版社) より

1969 (Showa 44) From “Kaiso Zuikan” by Nikkei Niwano (Kosei Publishing)


仏 法 は 無 力 か  『Is Buddhism powerless?』


今日、仏教はすでに大衆を救う力を失ってしまった、という人がいます。
Some people today say that Buddhism has already lost its power to save the masses.

これは、とんでもない間違いだと思うのです。
I think this is a huge mistake.

大衆を救う力が仏法になくなったのではありません。
It is not that Buddhism has lost its power to save the masses.

しかし一方、仏法をしっかりと持ち、日常の生活上に実践している人が少なくなっていることも残念ながら認めざるを得ません。
However, on the other hand, we must regrettably admit that there are fewer and fewer people who firmly hold Buddhism and put it into practice in their daily lives.

たとえば交通事故は、人が交通法規を守らないために起こるわけですが、同じように、人も人の道を守らないがゆえに苦しみや不幸に自ら突き当たってしまうわけです。
For example, traffic accidents occur because people do not obey traffic laws, and in the same way, people also find themselves in pain and misfortune because they do not obey other people's roads.

その人の道の根本義を示すのが仏法で、その道をあゆめばみんなが幸せになれるのに、多くの人がそれを知らずに不幸に陥っているのです。
Buddhism shows us the fundamental meaning of a person's path, and if we follow that path, everyone can be happy, but many people are unaware of this and end up in unhappiness.

ですから、私たち仏教徒が人の道にのっとって生活し、その姿を世の人びとに見てもらうことが、まずもって大事です。
Therefore, it is first and foremost important for us Buddhists to live our lives in accordance with the human way, and to let the world see us as such.

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毎日の生活で法に示されたとおりに実践すると人は、どれほど幸せになれるか、それを自らの姿で示せる人間になることが、私たち仏教徒のつとめです。
It is our duty as Buddhists to become people who can demonstrate through our own images how happy people can be if they practice the Dharma in their daily lives.

仏法の縁に触れ、その教えを聞いても、それを守り、実践することがなくては、自分の幸せもなく、仏教徒としてのつとめも果たすことはできないのです。
Even if you come into contact with Buddhism and hear its teachings, if you do not protect and put them into practice, you will not be happy and will not be able to fulfill your duties as a Buddhist.

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その当時でも、そのとうりだったと思いますが現代社会でも言えていることだと思います。
I think this was true back then, and I think it's also true in today's society.

とても、大切なことをおっしゃっています。
You are saying something very important.


インターネット講座 拓塾 -行動指針
Internet course Takujuku - Behavioral guidelines

一、自修自得:自修自得を基本として切磋琢磨・自己改革をはかる。
1. Self-study and self-improvement: Aim for friendly competition and self-improvement based on self-study and self-improvement.

一、先駆開拓:進取の気性・開拓精神・意欲を養ない、時代の先駆けとなる。
1. Pioneer development: Be a pioneer of the times without cultivating an enterprising spirit, pioneering spirit, and motivation.


・明るい社会づくり運動で庭野日敬氏が目指した事とは、

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・明るい社会づくり運動で庭野日敬氏が目指した事とは、

私たちは日々慌ただしく過ごしています。

そんな繰り返しの中で、考える事は、つい目先の事になり、その目先の事にとらわれていると大切な事から、離れて行ってしまいやすくなります。


そんな時、庭野日敬氏の言葉は私の心を引き寄せてくれます。

庭野日敬氏が宗教活動として目指している方向と、明るい社会づくり運動で目指している方向が示されています。


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-人間の真の覚醒―

1967年(昭和42年)庭野 日敬 著 『開祖随感』 (佼成出版社) より



政治も宗教も、つまるところは明るく住みよい社会の建設、

そして人類の平和をめざすためのもので、その点においては変わるところはありません。


しかし、政治は、きのう、きょう、あすといった比較的さし迫った日限の中で、どちらかといえば力関係を中心にして動くものであるのに対して、宗教は、過去、現在、未来という長い時間の中で、個人の心の平和とともに理想の社会、平和な世界をめざします。

政治は社会の不正を正すことで社会浄化をめざし、宗教は人びとの仏性(ぶっしょう)を磨きだすことで、平和な世界を築くことをめざすものと言ってもいいかもしれません。

お釈迦さまが説かれた慈悲の教えを自分のものとして、それを、さらに多くの人びとに伝えていきたいという願いが菩薩行なのですが、「三千世界を知るも、なお自己を知らず」と言われるように、人は、まわりの欠陥はよく見えても、自分のこととなると何も見えていないものです。

政治も宗教も、まず自らを正して、それぞれの道で人間を真に覚醒させていくことを忘れてはなりません。


※覚醒(かくせい)とは、目がさめること、また意識や感覚がはっきりと働きはじめることを意味する言葉である。比喩的に、それまでの過ちに気付いたり、迷いから覚めたりすることについてもいう。

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いかがでしょうか。

あなたのこころには、どのように響きましたか。

庭野日敬師のお考えや願い・思いが理解できるでしょうか!

あなたは、このままで本当に良いとお考えでしょうか。

あなたのお考えを、是非お聞かせ下さい。


インターネット講座 拓塾 - 塾 是

・「拓塾」は実践的理論追求の場であり、活動体である。単なる情報提供、教養を身につける場ではなく、自己改革(自分づくり)の場であり、社会改革(社会づくり)を実践的に促進する場である。

インターネット講座 拓塾 -行動指針

一、自修自得:自修自得を基本として切磋琢磨・自己改革をはかる。

一、先駆開拓:進取の気性・開拓精神・意欲を養ない、時代の先駆けとなる。

一、知行合一 : 知識は行動してはじめて意義がある。 行動につながる学び方を身につける。